委員席につきましては、ただいま御着席のとおりといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
光永邦保 委員長 御異議なしと認め、御着席のとおり決定いたします。
次に、執行部と会するのは本日が初めてでございますので、委員及び執行部の紹介をお願いいたします。
〔
委員長自己紹介〕
○
光永邦保 委員長 それでは、藤永副委員長より順次自己紹介をお願いいたします。
〔
委員自己紹介〕
○
光永邦保 委員長 委員の紹介は終わりました。
次に、執行部の紹介をお願いいたします。
◎田中隆臣
都市建設局長 最初の
都市整備委員会に当たりまして、また、
都市建設局も新年度の体制となりましたので、組織、
執行部管理職員等の紹介をさせていただきます。
都市整備委員の皆様方におかれましては、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、
都市建設局の組織体制並びに管理職の御紹介をさせていただきます。
お手元にございます
都市整備委員会資料の1ページをお願いいたします。
都市建設局の組織図を1ページ、2ページに記載させていただいております。本年度の主な組織改編についてでございますが、
住宅政策の充実と
市有建築物の効率的な整備、維持、保全を図るため、
建築住宅部を本年度より住宅部と
公共建築部の2部体制に再編したところでございます。また、
空家対策課や
建築保全課などの再編、さらには、
都市デザイン室、
全国都市緑化フェア推進室の新設など、
事業推進体制の強化に向けた改編を行ったところでございます。
都市建設局全体といたしましては、4月1日時点で4部1事務所、24課、22室の職員総数771名の体制でございます。この体制によりまして、まずは
熊本地震で被災された方々の生活再建を最優先に取り組みますとともに、活力ある熊本の復興に向けた施策展開に全力を傾注してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
参考資料としまして、資料の7ページから14ページに各課の事務分掌を添付しておりますので、御参照いただければと存じます。
〔
執行部自己紹介〕
◎肝付幸治
交通事業管理者 都市整備委員の皆様方におかれましては、日頃から
交通事業の運営に関しまして御理解、御協力を賜っておりますことに改めて御礼申し上げます。
それでは、早速でございますが、配付している資料をもとに、交通局の組織並びに執行部の御紹介をさせていただきます。
資料の24ページ、25ページをよろしくお願いいたします。
まず、左側24ページですが、交通局の組織図を掲載しておりますが、御案内のとおり交通局につきましては、平成26年度末で
バス事業を廃止しております。その後、27年度から軌道事業のみの運行を行っているところでございます。現在の体制といたしましては、総務課と本年度から名称を変更させていただきました
運行管理課の2課体制で、職員数につきましては、下段記載のとおりでございますが、再任用職員、嘱託職員を含めまして188名で事業を行っているところでございます。
なお、参考としまして、26ページ、27ページに事務分掌を添付しておりますので、後ほど御参照いただけたらと思っております。
〔
執行部自己紹介〕
○
光永邦保 委員長 以上で紹介は終わりました。
これより
所管事務説明を聴取いたします。
なお、質疑につきましては、近々ございます第2回定例会においてお願いできればと存じます。
◎田中隆臣
都市建設局長 都市建設局の主要事業について御説明させていただきたいと思います。
お手元の資料では15ページからになりますので、よろしくお願いします。
まず、
都市建設局全体といたしましては、
熊本地震からの復旧・復興の推進、
多核連携都市の実現、魅力と活力ある
中心市街地の創造及び安全で良好な居住環境の形成の4項目を局の本年度の重点項目として取り組むことといたしております。
それでは、各事業に従って御説明させていただきます。多少長くなりますが、初めての委員会でもあり、初めて聞かれる委員の方もいらっしゃると思いますので、少し時間をかけて説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
まず、
都市政策関係の
都市計画推進事業でございます。
平成28年4月に策定しました
熊本市立地適正化計画につきましては、来年度の改訂に向け、本年度は都市機能の立地や住宅の分布の状況や動向などの調査・分析及び課題抽出を行い、その解決方策について検討を行うこととしております。
次に、
中心市街地の活性化でございます。
シンボルプロムナードを含む
オープンスペースにつきましては、令和4年の
全国都市緑化フェア会場としての活用に向け、実施設計を経て、本年度より工事に着手することとしております。
また、桜町地区の市街地再開発事業につきましても、本年9月のバスターミナルと商業施設の開業、12月の
熊本城ホールグランドオープンに向けて施設の整備を促進しますとともに、引き続き円滑な事業終了に向けた指導、支援を行ってまいります。
次に、16ページをお願いいたします。
次に、(仮称)
花畑広場等の
広場スペースの運営の推進でございますが、広場及び
シンボルプロムナード暫定供用によります
ファンゾーンや
イベント等の多様な
広場スペースの活用を図り、桜町・花畑地区におけるにぎわいの創出及び
まちづくりの機運の醸成を本年度推進してまいります。
次に、
都市デザイン推進事業でございます。
既存建築物の建てかえ促進といたしまして、
公共貢献等と一体となった建築物の
容積率割り増し、高さ規制の
運用見直しを行うなど、
既存建築物の建てかえ促進を図ってまいりたいと考えております。
歴史まちづくり事業といたしまして、
歴史的風致維持向上計画を策定し、歴史的に価値の高い
建造物と一体となった良好な
市街地環境の形成を目指してまいります。
景観デザインの推進につきましては、
中心市街地の魅力的な夜間景観や
公共サインのあり方について研究をさらに進めることとしております。
また、市内にございます駐車場の適正配置といたしまして、
附置義務条例の見直しを軸としまして、駐車場の量、位置、質を見直すこととしておりまして、まずはマスタープランとなります
駐車場整備計画を策定することとしております。
次に、
宅地耐震化推進事業と
災害関連地域防災がけ崩れ対策事業でございます。16ページ下段から17ページを御参照ください。
熊本地震によって発生しました液状化や大規模な地すべり及び擁壁や人家に隣接する斜面の崩壊などの
民間宅地被害について、再度災害の防止及び公共施設と一体となった宅地の復旧等を行ってまいります。今年度も引き続き、近見地区ほかの
宅地液状化防止事業などに取り組んでまいりたいと考えております。
また、
公共事業の対象とならない部分の宅地復旧につきましては、引き続き県の復興基金を活用した支援を実施してまいります。
次に、
交通政策関係でございます。まずは市電の延伸検討についてでございますが、延伸につきましては、現在附帯決議によりまして、予算の執行凍結となっているところでございますが、これまでの検討概要や
延伸効果等につきまして、
都市整備委員会を初め市民や議会に対して丁寧に説明を行ってまいります。その上で、一定の御理解をいただけましたら、基本設計を実施し、市民や議会により精度の高い効果や
概算事業費、費用対効果等を説明しながら、検討を深めてまいりたいと考えております。
次に、
バス路線網の再編につきましては、
基幹公共交通軸であります植木、北部方面及び小島、城山方面について、幹線の機能強化や支線の効率化などの
バス路線網再編に取り組みますとともに、持続可能で利便性の高い
バスサービスの提供を目的として、
バス事業者、県、市からなる熊本におけるバス交通の
あり方検討会を設置したところで、わかりやすく利用しやすい
バス路線網の再編や
利用促進等について、その検討会において検討を行ってまいりたいと考えております。
18ページをお願いいたします。
次に、
駅周辺整備でございます。熊本駅
周辺整備事業といたしまして、熊本駅白川口駅前広場の令和2年度の完成を目指し、
上屋設置等の工事を本年度行ってまいります。また、
連続立体交差事業の完了による
ストック効果を発現させるため、関連する街路事業の推進にも引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
次に、
建築関係でございます。
被災者住宅支援事業といたしまして、現在
応急仮設住宅としてみなし仮設や
プレハブ仮設を提供しているところでございますが、自宅再建の方で、工期の関係で供与期間までに退去できないなど、やむを得ない理由がある場合について、
供与期間延長の手続を進めているところでございます。今年度も引き続き被災された方々の恒久的な住まいの確保に全力で取り組んでまいります。
19ページをお願いいたします。
次に、
災害公営住宅整備事業でございますが、現在326戸の
災害公営住宅の整備を行っているところでございまして、これまでに塚原第二団地ほか3団地、118戸が完成しておりますが、今年中に残る全戸が完成の予定となっております。
次に、
空家等対策事業でございますが、管理不全で危険な
空き家等については、所有者へ
適正管理を促しますとともに、早急な対策が必要な場合は、熊本市
特定空家等措置審議会で意見を伺いながら、
行政処分等も進めてまいります。また、周辺に悪影響を及ぼす危険な
空き家等に対して除却費を補助し、自主的な解体の促進にも努めてまいりたいと考えております。さらに、
空き家等の利活用につきましても、
庁内関係課による会議体を設置しまして、地域等での活用及び移住、定住の促進など、
空き家等の活用に関する支援の
仕組みづくりに取り組んでまいるところでございます。
20ページをお願いいたします。
次に、
市有建築物の
長寿命化推進についてでございます。熊本市
公共施設等総合管理計画の基本方針の一つであります施設の長寿命化の推進を図りますため、各
施設所管課において今年度策定されます学校、市営住宅を除く
予防保全対象施設、約157施設の今後40年間の
改修更新工事の実施予定時期と概算金額を示す
個別長寿命化計画の策定支援を行うこととしております。
続きまして、土木関係でございます。
初めに、
幹線道路整備事業でございます。市中心部とあわせて、周辺地域の幹線となる道路網を整備し、市民生活の安全性、利便性の向上を図るものでございまして、今年度は
地域高規格道路であります
熊本西環状道路池上工区及び関連する
池上インター線や、国道501号、
通称飽田バイパス等の幹線道路の整備に引き続き取り組んでまいります。
21ページ、下段をお願いいたします。
次に、
道路交通政策対策推進事業でございます。国や県と連携しまして、
都市圏道路交通の円滑化を図るものでございまして、今年度は国道3
号植木バイパスなど、国で実施していただいております事業に対し強力な要望活動を行い、さらなる事業の促進を図ってまいります。
次に、
道路橋梁維持補修事業でございます。
橋梁長寿命化修繕計画に基づき、橋梁補修を実施していくものでございまして、今年度は行徳橋ほか64橋の
補修設計工事を実施したいと考えております。
22ページ下段をお願いします。
次に、
河川整備事業でございます。洪水や
都市型水害による被害の防止、軽減の観点から、
広域河川改修事業や
浸水解消対策事業等の
治水対策を着実に実施するものでございます。また、国・県の事業でございます
白川改修等の促進を要望し、総合的な
治水対策を推進してまいりたいと考えております。
23ページをお願いします。
公園整備・改修・
維持管理事業でございます。まず、
全国都市緑化フェアにつきましては、令和3年度の開催に向けて、本年度は基本計画を策定し、事業の円滑な推進を図ることとしており、あわせて、会場として想定している
水前寺江津湖公園に関する利活用、保全計画を策定することとしております。
次に、市民の憩いの場でございます公園の適切な
維持管理と計画的な整備に関しましては、市民参画、協働による
維持管理と計画的な整備を図りますとともに、市民が安全で安心して公園を利用していただきますよう、
公園施設長寿命化計画の策定及びその計画に基づきます施設の更新や改修についても着実に実施してまいりたいと考えております。
また、長期にわたり未整備の公園につきましても、見直しにつきまして順次実施してまいりたいと考えております。
以上が令和元年度の重点事業でございますけれども、最後に、先日報道でもございました道路に関する現在の取り組みについて御説明をさせていただきます。
平成30年度の道路法の改正によりまして、現在
重要物流道路を契機とした新たな
広域道路計画の検討が全国的に行われているところでございます。本市におきましても、約20年ぶりとなる新たな
広域道路ネットワークの検討を行っているところでございます。
これは、
熊本地震の際に身をもって痛感しました既存道路の脆弱性や交通渋滞が
政令市ワースト1といわれている現状を打開する千載一遇のチャンスであると考えており、市長のほうから記者発表でも発表しましたとおり、例えば道路空間を立体的に活用するなど、今までにない大胆な発想に基づいた検討を行っていきたいと考えてございます。
今回の新
広域道路計画は、地域経済の発展や熊本の
地理的ポテンシャルの発現、発揮など、熊本の未来の礎となる計画であると考えてございますので、国や県との連携はもとより、議会の皆様方と十分議論を重ねながら、しかも
スピード感をもって新広域に間に合いますように取り組んでまいりたいと考えてございますので、今後とも御指導、御鞭撻をお願いしたいと思います。
詳細につきましては、第2回定例会の本委員会の中で改めて詳しく御説明をさせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◎肝付幸治
交通事業管理者 それでは、引き続きまして、
交通事業の概要について御説明申し上げます。
資料は、28ページを御参照いただけたらと思います。
交通事業につきましては、委員の皆さん御案内のとおり、これまでも大変厳しい経営環境であったというところで、ちょっと過去を振り返りますと、平成21年度から平成27年度、この7カ年間にかけまして、
経営健全化計画を立てまして、冒頭申し上げましたとおり、
バス事業の廃止ですとか、職員の
給与カット、あるいは遊休資産の売却等を行いまして、平成27年度、計画の最終年度には累積欠損や資金不足というのを解消してきたといったような状況でございます。
その後、28年度から令和元年度、本年度までですが、この4年間の計画として、さらなる健全化を図るということで、
中期経営収支プランを策定して、現在健全な計画に基づいて運営を行っているところでございます。
その中で、本
年度中期経営収支プラン、最終年度に当たりますが、大きな取り組みとしましては、28ページ、丸で記載しておりますが、
安全対策の推進というのと、
サービス向上策の推進、それと、
経営健全化の推進、これが大きな三つの柱でございまして、それに基づいて各事業を行っているというところでございます。
まず、
安全対策の推進の中でございますが、交差点等での自動車等の接触事故が大変多ございます。ハード面での対策もやっておりますが、それに加えて、乗務員の乗務研修をさらに強化しようということで取り組みを進めたいと思っております。さらに、ハード面では、利用者の多い電停ということで、健軍町電停と新水前寺駅前電停、この2カ所に
監視カメラをつけさせていただいて、利用者の方が安全に乗降できるような体制をとりたいと思っております。さらには、施設も大変老朽化しております。計画的に
軌条更換工事や電気設備の交換というのを経常的に取り組んでまいりたいと思っております。
大きな2点目、
サービス向上策でございます。これは当然のことなんですが、電停改良等によりまして、
バリアフリー化の推進を着実に進めてまいりたいと思っております。
また、朝夕のラッシュ時に乗降できないといったような状況も出てきております。低床電車が故障でとまっておりましたけれども、昨年度から大規模な改修を行っており、ことし秋には復活できそうでございます。そういった輸送力の強化、あるいは今度国際大会ですとか、桜町の
オープン等ございます。状況に応じて臨時便を走らせたいというふうに思っております。
また、こういった国際大会もございまして、
インバウンドのお客様が大変ふえております。その中で、トラムガイドさんにまずは
AI通話機、ポケトークなんですけれども、これを全部持たせようということで、少しでも
インバウンドの方々に対応できるような接客を行いたいというふうに思っております。
大きな3点目ですが、
経営健全化の推進ということで、冒頭述べさせていただきましたが、さまざまな健全化の取り組みを進めてまいりまして、29年度決算におきまして、やっと黒字化している状況でございます。とはいえ、まだまだ厳しい経営というのは続くと思われますので、引き続き経費削減や増収対策に取り組んでまいりたいと思っております。
いずれにいたしましても、今後も本市の魅力ある
まちづくりに寄与できるよう、安全・安心で利便性の高い市電の運行に職員総出で一丸となって取り組んでまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
○
光永邦保 委員長 以上で説明は終わりました。
これをもちまして、
都市整備委員会を閉会いたします。
午前10時33分 閉会
出席説明員
〔
都市建設局〕
局長 田 中 隆 臣
総括審議員 加 藤 栄 一
総括審議員兼
都市政策部長 都市政策課長 角 田 俊 一
吉 澤 勇一郎
都市政策課副課長 上 村 和 也
都市政策課副課長 飯 田 考 祐
交通政策課長 土 屋 裕 樹
交通政策課副課長 黒 部 宝 生
都市整備景観課長 中 村 孝
都市整備景観課副課長
粟 田 修
都市デザイン室長 酒 井 伸 二
開発指導課長 上 村 亮
震災宅地対策課長 上 野 幸 威
建築指導課長 小 山 博 徳
建築審査室長 荒 巻 純 生
植木中央土地区画整理事業所長
田 島 伊 織
熊本駅
周辺整備事務所長 熊本駅
周辺整備事務所副所長
田 尻 亮 司 榊 正 邦
熊本駅
周辺整備事務所副所長 熊本駅
周辺整備事務所副所長
松 尾 達 哉 上 杉 剛 二